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☆infinitely☆

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感想2

平成16年7月26日(月)天王洲アートスフィア
   
文学座公演「モンテクリスト伯」(1階席E列)


◆「エリザベート」感想ふっ飛ばし先にこちらの感想書きます(^^;)
相変わらずのヘタレ感想ですので、寛大な心でお読みになって下さいね。
半ば・・・とゆうか完璧に諦めて居た「モンテ」観劇ですが、お心のお優し
い方に出会い、幸運な事にチケットを譲って頂き観て来ました・・・。
初!アートスフィア、内野さんのホームグラウンドでもある劇団公演!!
内野さんのストレート・プレイ観るの初めて、しかもストレート・プレイ
自体観るのも初めて!と初めてづくしのドキドキ観劇となりました・・・。
それでは早速感想に・・・★(前振り長くてスミマセン^^;)

初演観て無いのに原作本も読まないとゆう有り得ない感じで、しかもストプレ初めて人間で物語に着いて行けるか!?や登場人物や人間関係分かるか?など心配な事づくしでしたが、初心者の私でもドップリと浸かって楽しめる作品でした。3時間10分程度?だったと思いますが物凄い集中力で観れ時が経つのを忘れて居る位でした。文庫本にして7巻にも及ぶ「モンテクリスト伯」を初演も観ず文庫本も読んで居ない、ストプレ初心者にも理解出来る程に脚色・演出した高瀬久男さんは本当に凄いと思いました!!あれだけの本を演出するとなると莫大な量を削ったりして上手い具合に繋げて分かり易くするのだけでも相当な事だと思いますが、見事に分かり易く脚色・演出されて居て凄いなぁ~。と改めて感じました。セットも黒一色と凄くシンプルな色合いで造られて居て良かったです。でもあのセット・・・2階建て式セットみたいだから前の方だと首が・・・(笑)結構高いんですよね。何やらあのセットの2階部分は丁度スフィアの2階席と同じ位の高さが有る感じ!!と聞いたので、高いのでしょう。盆を使っての場面転換形式でしたが実は人力だったのを知り衝撃受けました(^^;)回してた方達お疲れ様でした・・・=▽=

さて。内野さんですが、最初の見切りのシーンが素敵~!!セットの所に「Le Comte de Monte-Cristo」と書かれてて「あ~遂に始まった~。」とか思ってました。航海から帰って来たエドモンですけど好青年って感じ。若さ溢れる青年~!!お衣装も凄い好きでした☆ブルーのスカーフ巻いてるとは言えども胸元結構開いてる衣装で・・・///衣装作った方!有難う!(笑。何処見てんだか;)メルセデスとの再会シーンは・・・凄かったです(爆)観た方は分かると思いますがね。(^^;)再会の喜びが物凄く伝わって来るんですけど・・・キスが多過ぎですっ!!///(笑)押し倒してゴロゴロも凄いですけど(^^;)兎にも角にもキスがっ。キスの嵐!一体何回してるんですか!?と聞きたくなる程でした。チラチラご覧になって来た方達の感想読んだりして覚悟は(笑)してましたが・・・流石にFan心理からすると、メルセデスに嫉妬感じました(笑)結婚披露宴のパーティーの場面とかも本当嬉しさが凄い伝って来て観てる自分自身も何か嬉しい気持ちになってる位でした。が、この幸せ絶頂をどん底に叩き落す事が・・・。無実の罪で逮捕されイフ城の地下牢に入れられてしまうワケですが、この場面から辛い所。物凄い幸せ絶頂から突然訳も分からず無実の罪で逮捕され地下牢に。もう、この地下牢での演技は本当に涙もんでした。先ほどの幸せ一杯のエドモンとは別人状態。己の出来事に理解出来ない、自分は何もして居ないのに・・・とゆう絶望感・無念感が沸々と伝わって来る。この辺りで既に私は滝涙状態でした。牢内の壁に頭を打ち付けてるシーンなども、あまりの迫真演技に観てるのが辛い位。そしてやはり一番思い出すは最愛のメルセデスの事。結婚披露宴での時を思い出しつつ、メルセデスの幻を見る・・・。と辛さが最大に伝わって来て涙涙状態で観てるの大変でした(T▽T)これ程の演技を見せられ、やはり凄い方だ!!と心から思いました。しかし長い年月居るから当然ですが囚人服が・・・(またか?)ズタボロで・・・。胸元見え過ぎ!(笑)目のやり場に困りますよ。内野さん!(^^;)でも素敵なら何でもOKです(オィ;)で。この地下牢で関さん演じるファリア司祭と出会いますが、関さんの演技も良かったです~!!でもあの壁の穴小さっ!!体の大きさに合わせてるんだろうが、良く出れる。関さんも大変だろうが引っ張る内野さんも大変そうな。(^^;)そしてファリア司祭にも泣かされました~!(泣いてばっか;)特に司祭様が亡くなるシーンが・・・。「神が父親になれない私にお前を使わして下さった」辺りの台詞が(TT)エドモンも父親の様に慕って居た只一人の大切な人だったから、その辛さが伝わって来て涙もんでした。1幕泣き過ぎだよ(笑)後半殆ど泣き通し状態だったな(汗)
脱獄を果たしモンテ・クリスト伯としてパリに現れる2幕!!流石に年月も過ぎエドモン(伯爵)も歳を重ねてるので髪型変わってました。黒に白髪交じりの短め髪型が素敵~!!!!シルクハットにマントとゆうとドクトルを思い出しそうでしたけどね。鬘の色合いもトート様に似てたし、声もドクトルと同じ感じだったんで・・・。1幕のエドモンとは全くの別人の様。エドモンは死に生まれ変わった。とゆう感じでした。とても、ゆっくりした話方で落ち着いた雰囲気が、やっぱエドモンと違ってました。が、やはり伯爵様が再び現れた目的は無実の罪を被せた奴らへの復讐の為。その落ち着いた雰囲気の内面から熱い復讐心が垣間見えて怖い程。常に復讐の機会を狙って居る・・・。といった感じ!!全ては復讐の為。この復讐を果たす為に10年もの年月を掛けて練って来たんだしね。ジワリジワリと着実に・・・でも罪を被せた者達には正体がバレぬ様に復讐を果たそうとして居る伯爵様。偶に淡々と喋る感じも好きでした★が。やはり伯爵として戻って来るまでの過程を思い出しただけでも泣いてました(^^;)物凄い泣きもしない様な所でダカダカと泣いてました・・・私(爆)ココまで上り積めるのに伯爵様(エドモン)は壮絶な辛さを乗り越えて来たんだぁ~!!(号泣)とゆう感じで・・・。伯爵様の復讐を果たす為に片腕の様に動いてくれる松井さん演じるルイジ・ヴァンパさんが格好良かったです(*^^*)結構ツボだった!★☆髪1つ結びで腰に鞭で黒服で黒眼帯って。完璧☆★唯一、伯爵様の正体知って居て理解してる人です。着実に復讐を果たしている伯爵様ですが、もうすぐ全ての復讐が果たせる!とゆう時に目の前に現れたのは最愛のメルセデス!息子の命を助けて欲しいと命乞いに来るんです。実はエドモンが地下牢に居る間にメルセデスは復讐相手と結婚してしまって居てマクシミリアンとゆう息子が居たのですっ!酷いっ!メルセデス~!!あれだけラブラブ(死語)だったのに結婚してる何て!!(苦笑)またこの場面でダカダカ泣いてました(^^;)メルセデスは伯爵様がエドモンだとゆう事に気付いてる訳で、伯爵様もこれまでの事を話するんですよ。もう、もう~。この場面は。。最大泣き場面でした。内野さんもメルセデス役の塩田さんも涙ながらの熱演で観てる自分も滝涙だったから会話等記憶曖昧(苦笑)でもこのシーンは、殺人鬼として生まれ変わり再び現れた伯爵様に再び人間としての気持ちを思い出させるシーンだと思いました。最初の頃は冷酷そうだったけど、このシーンで一気に人間味が出て来た。って感じ。結局は、城全さん演じるマクシミリアンへは復讐の手を止めたんですが、この24年間(地下牢に居た年月+復讐を練って居た年月)復讐の為に生きて来て居たのに、愛して居た相手の言葉から復讐をしなかった怒りの気持ちが凄かったです。「復讐を誓った時にこの心臓を毟り取ってしまえば良かったのだ」とゆう台詞がズシンと胸に来ました(T▽T)←(でも台詞が曖昧;間違ってたらゴメンなさい;)でもね。このマクシミリアン役だった城全さん格好良かった~!!顔良し!声良し!ルックス良し!って三拍子揃ってましたわよぉ~!!★☆(オィオィ;)最後は伯爵様も無実の罪を被せた奴ら(3人)に復讐を果たして、新しい道を歩んでゆく・・・。とゆう形で幕になります・・・(*^^*)

なんだか偉い長い感想文になってスミマセン;しかも文字小さくて申し訳無いです。でも本当に素晴らしい舞台でした!!久方に「良い芝居観た~!!!」「明日からも頑張ってゆこう!!!」と帰りつつ思った作品でした!!台詞等も出演者の方達が聞きやすく話していられたので良かったです!!内野さんがインタビューで「特殊な作品にはしたくない」「普段お芝居をご覧にならないお客さんが理屈抜きに楽しめる舞台です」と言ってた様に本当に理屈抜きに楽しめる作品でした。コレは普段お芝居を観ない人にも自信持って勧められると思いました。この作品を観て改めて内野さんの役者魂感じました。この舞台を観る事が出来て本当に幸せです!!チケット譲って下さった方!有難う御座いました(*^^*)そして、この素晴らしい舞台を創り上げた文学座の皆さん!そして熱い熱い熱演で演じて居た内野さん!!本当に有難う御座いました・・・!!☆★


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